日本で作られる「でん粉」の種類と生産量
日本では、コーンスターチ、ばれいしょでん粉、かんしょでん粉、小麦でん粉、そして少量ですが、葛でん粉、米でん粉(ライススターチ)が生産されています。
生産量としてはコーンスターチが最も多く210.8万トン(85.0%)、次いでばれいしょでん粉の18.0万トン(7.3%)、かんしょでん粉の2.8万トン(1.1%)となっています。
この他にもタピオカでん粉を中心に14.8万トン(6.0%)の輸入でん粉があります。

令和元年でん粉年度(農林水産省資料) [単位:1000トン、下段は%]
「でん粉」はこんなところに使われています
「でん粉」の利用範囲は極めて広く2,000~3,000用途といわれています。
コンビニエンスストアでは、でん粉を利用した様々な商品が陳列されており、利用形態は、糖化製品や加工でん粉などに加工されて利用されるものと料理や発酵原料のようにでん粉そのものが直接利用されるものとに分けられます。
主な用途は次のグラフのとおりですが、おおむね7割が糖化製品に、1割が加工でん粉に使われています。
主な用途は次のグラフのとおりですが、おおむね7割が糖化製品に、1割が加工でん粉に使われています。

令和元年でん粉年度 (農林水産省資料) 〔単位:1,000トン、 下段は%〕※「その他」は、片栗粉、菓子、麺類、調味料、建材、医薬、飼料など。